メロディーを入力してみよう~入力エクササイズ
北海道有朋高等学校(北海道高等学校遠隔授業配信センター)
伊藤 範秋教諭
授業概要
ここでは後に続く「創作」の学習に向けて、基本的な入力方法を学習することを目的として設定しています。
方法を説明しすぎず最低限にすることによって、自身が入力した音が鳴ることを楽しみながら、効率的な入力方法について考えながら取り組むことができると思います。
学習のねらい
対象:高校1年生
既知のメロディーの入力を通して、基本的な入力方法を身に付けるとともに、創作や楽譜作成への興味関心を高める。
学習活動の流れ
活動のねらいについて説明します。
実態に応じて、楽譜への苦手意識(どの程度読めるか、書けるか)などについても触れながら、「楽譜をつくる」ことについて意識を向けさせます。
「ちゅうりっぷ」「かっこう」「赤とんぼ」の3曲について、見本・入力用と2段で設定されたものを課題として配布します。(見本はテンプレートロック。)
音符の入力方法については、
① 場所を決める
② 長さ(音価)を決める
③ 高さ(音高)を決める
の3stepが基本であることのみを説明し、すぐに取り組ませます。
説明後は取組を見守る。
入力後は課題を「再生」し、見本と同じ音になっているかを確認するように指示を出す。
また、様子を見ながら、躓いている生徒には課題が早く終わった生徒に説明してもらうなどして、協働を促す。
共通して躓くポイントについては解説をしたうえで、自身の課題を確認させる。
終了後は提出させる。
評価方法
導入的な学習として位置付けているため、本学習単独での学習評価は行いません。
ただし、生徒がどの程度スムーズに操作できているか、楽譜の仕組みを理解しているか、については生徒ごとの状況が見て取れるので、今後の学習を進めるうえでの参考に、しっかりと状況を抑えておきたいところです。
生徒の反応
入力した音符が音となって再生されるという感覚は多くの生徒にとってまだまだ新鮮なもののようです。
高等学校段階であれば楽譜の読み書きへの苦手意識はかなり強いものであることが多いのですが、「自分でも楽譜を作成できた」というひとつの成功体験にもつながっているように感じます。
課題を体験してみよう
この課題の作成方法
生徒が間違って見本を編集してしまわないようにテンプレートロックをかけておきましょう。