「きらきら星」を変奏してみよう
神奈川県立横浜国際高等学校
藤井亮子 教諭
授業概要
対象学年:高校1年生
生徒に音価と和音の説明をした後、「きらきら星」の変奏曲の作成に取り組みました。
生徒の興味や能力がそれぞれ異なるので、それに応じて同じ課題であっても深めることができるので、とても便利だと感じる。
教師は音価と和音の説明をサラッとして、あとは生徒に任せるだけで課題をこなすことができる。教師の手間が少なく、生徒の学びが多いと感じた。
作品例
学習のねらい
きらきら星のヴァリエーション(変奏曲)を作成することで、音価の変化によって音楽の印象がどのように変化するのか体感する。
学習活動の流れ
生徒に音価と和音の説明をする。
上段にはテンプレートロックされた元の音楽を残し、下段に自由にアレンジしたものを入力させる。
上段にはテンプレートロックされた元の音楽を残すことで、元の音楽を見失うことなく進めることができる。
小節内の音価は自動で調整されるので、つじつまの合わない音価になることがない。
完成したら提出する。提出後は作品をシェアしあい、Google ClassroomのFormを用いて感想をまとめそれをシェアしあう。
教師が指導するだけでなく生徒同士で高めあうことができる。
授業のポイント
自由にやらせてみる。見本は見せない。
余力のある生徒には楽器を変化させてみたり、複旋律に挑戦することをすすめる。
ツールセット機能を利用し、初心者には必要最低限のツールセットのみ(今回は音符の種類、連符のみ)を、発展させたい生徒には楽器の変更等もできるようなツールセットを準備すると良い。自分の興味や能力に応じて発展的に課題を進められる。
評価方法
生徒の取り組みを総合的に評価。
ワークシートで気づいた点や学びを記録させる。
生徒の反応
簡単に自分の作品が作れること、作ったその場で再生ができ、何度もやり直しができることに感動し、没頭して取り組んでいた。
この課題の作成方法
課題作成ページで「テンプレート課題」を選択。
上段のみ入力した楽譜を選択し、カバー画像や説明を設定。
必要に応じてツールセットをカスタマイズし、テンプレートロックをかける。
「公開」ボタンを押して生徒に配布。