和音の音で旋律づくり
奈良県・小学校
W 教諭
授業概要
対象学年:小学校6年生
使用教科書:教育芸術社「小学生の音楽6」P.32、33
Ⅰ → Ⅳ → Ⅰ → Ⅴ₇ → Ⅰと移り変わる和音と低音を聴き取り、響きの移り変わりに注意しながら和音に含まれる音を使って4小節の旋律をつくった。
教科書のワークシートに沿って取り組み、つくった作品をFlatのテンプレートに入力した。和音伴奏に合わせてつくった作品を聴いた。
作品見本
学習のねらい
和音の響きの違いや移り変わりを生かして表現したり、和音に含まれる音を使って旋律をつくる技能を身に付けたりする。
学習活動の流れ
Ⅰ → Ⅳ → Ⅰ → Ⅴ₇ → Ⅰと移り変わるハ長調の和音と低音を聴いて、響きの移り変わりを確かめる。
教科書のワークシートに、和音に含まれる音を使って2分音符で旋律をつくる。
2分音符と同じ長さのリズム例を参考にして、2でつくった旋律のリズムを変え、変えたリズムを教科書のワークシートに書き込む。
変えたリズムを元に、つくった旋律をワークシートの五線に書き入れる。
和音伴奏を入力した楽譜をFlatでテンプレート課題として生徒に配付。3で五線に書き込んだ旋律をテンプレートに入力する。
入力できたら和音伴奏に合わせて聴き、和音の響きやその移り変わりを味わう。
授業のポイント
和音に含まれる音から選ぶのでつくりやすい。2分音符からリズムを変えることが難しい時は、2分音符のみ(4小節目は全音符)とすると、無理なく旋律をつくることができた。
Flatを使ったおかげで、子どもたちが何度も試してつくることができた。また、自分たちがつくった旋律を和音の響きに合わせて聴くことができ子どもたちにとってよい経験となった。
評価方法
旋律の音の動きやフレーズのつなげ方の特徴を理解し、和音に含まれる音や例示されたリズムを基に旋律をつくったり、反復、変化などを用いて自分なりのまとまりのある旋律をつくったりしている。【ワークシート、Flat提出課題聴取】
和音の響きやその移り変わりへの興味・関心を深め、和音に含まれる音を使って旋律をつくる学習に主体的に取り組もうとしている。【行動観察、ワークシート、Flat提出課題聴取】