7音のふしをつくりましょう
TOSS音楽
奈良県・小学校 丸山 美香教諭
授業概要
対象学年:小学校低学年〜3年生
五線譜の記譜を初めて扱う題材で実施した。
配布する楽譜は、レベルによってカラー表示と音名の組み合わせで変化をつけ、段階を追ってデフォルトの楽譜に慣れるよう工夫した。
学習のねらい
7音の記譜を楽しく繰り返し、五線譜の読み方に慣れる。
学習活動の流れ
音を3種類(シラソ、ミソラなど)に限定し、鍵盤ハーモニカやリコーダーを使って即興リレーで遊ぶ。
※最低3時間(各5分ほど)実施し、全員瞬時に作成できるまで続ける。
<生徒への説明>
レベル1からじゅんばんに、7音のふしを入力しましょう。
【方法】
①「シラソ」を自由に入れ替えて、7音のふしをメモします。
②「7音のふし_レベル1」のがくふをあけます。
③ 今日は先生と一緒に入力します。
④ 入力の時に「やじるしキー」をつかいます。しゃしんのとおり、つかいこなしてね。
⑤ レベル1ができたら、「提出」をクリックします。
⑥ レベル2,3も同じようにやってみましょう。
⑦ 時間があればレベル4に挑戦して下さい。
4つのレベル
レベル1(四分音符カラー・音名)
生徒は入力済みの音符を上下矢印キーで移動し、旋律を入力する。
↓矢印キーで実際に「シラソ」を自由に入れ替えてみましょう!
レベル2(四分音符音名)
レベル3(四分音符デフォルト)
レベル4(空小節)
【レベル3・4では難しい子への対応】レベル1・2で何度も作らせる。
授業のポイント
レベル1の例示を丁寧に行う。
大画面で教師サイドの様子を提示し、生徒1人に手伝って貰いながら生徒の操作状況が確認できることを見せる。
このことから子どもは個別で活動しながら教師と繋がっている安心感を得られる。
評価方法
子どもの履歴を確認し、どの程度デフォルトで入力できたかを記録する。
カラーや音名の補助が多い場合、使う音を変えてもう一度同様の課題に取り組ませたり、3音のフラッシュカードで遊んだりする。
生徒の反応
矢印キーだけで楽譜ができるので、全員楽しんで取り組めた。
間違えても履歴から簡単にリセットできるので、「先生、先生」と助けを呼ぶ子が激減した。
3回目になると音の高さと五線譜が一致するようになり、1人でサクサク進むことができた。